いやぁ。。。面白かったです。
アレックス・ローサーかわゆい!
ジャンル的にはスリラーと書いていましたが、全然怖くないですよ!(首吊り自殺のシーンはありますが。。。)
衝撃の2重の結末
でした。
~ あらすじ ~
全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。
~ 個人的考察ポイント ~
・欺く者と欺かれる者の会話による対決。
・映画の中で「嘘」を本当の様に演出した真意。
・「ある世界の物語」だったのか「欺く者の小説の世界」だったのか。
よくある「逆転劇」の映画ではありますが、爽快感と言うよりは意味深で狂気を感じるような作品だったと考えています。
映画のシーンの一部が「フェイク」になっている作品は、結構珍しいと思います。
日本映画と違い演出上での細かい説明がないので、常に頭の中で整理しながらでないと本質が掴みにくいのが難点ですが、これこそ海外映画の魅力ですよね。
そのため、相手を追い詰める怒涛の展開は、おぉぉ!とんっ??が入り混じり、真相が掴みにくいかも知れません。
でも、整理したら納得できます。真相を理解できた時のゾクゾクもたまりません!!
久しぶりに、濃厚で味わ深いデザートを食べた気分でした。
本当の狂気は結末ではなく真相にある。