NHKブラタモリ「鎌倉の寺~北条氏の寺でわかる!鎌倉幕府の偉業とは~」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
「鎌倉殿の13人」に登場した北条氏ゆかりの寺めぐり!タモリさんがブラブラ歩いて解き明かす。

---
北条氏ゆかりの寺を巡りながら、鎌倉幕府の偉業を探った回です。

鎌倉幕府を執権として16代、120年に渡って統治した北条氏は、鎌倉にゆかりのあるお寺が多いということです。

代表的なお寺・建長寺も、5代執権の北条時頼が建立したものだそうです。

建長寺を見て回ると、ご本尊や儀式が中国風など、中国の文化を取り入れたところがたくさんありましたが、これは建長寺が中国の当時最先端のお寺を完全コピーしたものだということです。

その他にも、けんちん汁は、諸説ありますが、建長寺発祥のものとされるそうです。

北条氏はこうした新しい文化を中国から取り入れ、鎌倉から京都にさまざまな影響をもたらしたということです。

また、北条重時が建立した極楽寺は、当時は巨大な寺院で、興福寺、東寺、室生寺など寺院や熊野三山など、日本を代表する寺院や霊場が集まったような一大コンビナートのような寺だったそうです。

専門家の説では、元寇のとき、攻め込んできたモンゴル帝国から関西の寺社や霊場を守ろうとして、鎌倉の極楽寺にこれらのコピーをつくったのではないかということです。

鎌倉の大仏も、奈良の大仏をコピーしてつくられたものではないかという説で、北条氏による壮大な文化的な疎開事業で、鎌倉幕府の偉業がよく分かりました。
続きを見る >>