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番組HPより)
今回の舞台は京都・二条城▼世界遺産・二条城に隠された徳川三代の思惑を探る。大政奉還の舞台となった国宝・二の丸御殿へ。京都における将軍家の拠点、城の造りと立地に込めた初代・家康の緻密な戦略とは?美しい庭園に幻の御殿の痕跡を発見!2代・秀忠&3代・家光による大改築、その裏に隠された壮大な計画が明らかに。天皇を魅了した!?天守から眺める京都の絶景&江戸時代の始まりと終わりを見届けた城の運命にタモリ感嘆
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京都・二条城を訪れ、旅のお題「二条城に隠された 徳川三代の思惑とは?」を解き明かした回です。
二条城は、江戸幕府が開いた1603年に家康が築いたお城で、将軍が京都へ来たときの宿泊場所としてつくられたということです。
家康の意図として、京都御所があるため、御所からはある程度距離を離した場所に築き、武士の権威を示しながらも、あまり強固でないつくりにすることで、天皇に配慮を示したと考えられるそうです。
その後、二代・秀忠、三代・家光は、大規模な増改築をして城を発展させたということです。
増改築した理由は、天皇を迎えておもてなしするためだったということです。秀忠の娘は天皇家に嫁いでいて、天皇をおもてなしすることで、さらに天皇家との関係を深める思惑があったそうです。
残念ながら、秀忠の娘が産んだ子は幼くして亡くなり、天皇の後継者にはなれなかったそうですが、もしそうでなかったら、江戸幕府は続いていたかもしれないという専門家のお話でした。
二条城は、江戸幕府の始まりに築かれ、大政奉還がおこなわれ江戸幕府の終わりにもなった、歴史の重要な舞台だったことがよく分かりました。