​NHKにっぽん百低山「豊受山・愛媛」

- 映画・テレビ鑑賞
番組HPより)
愛媛県の瀬戸内海沿いに連なる法皇山脈。その中央部にある豊受山が今回の舞台。春と秋に吹く風速60mもの「やまじ風」がこの山から吹くという伝説が。山頂手前の「風穴」から吹き出すとされ、飛鳥時代から風を鎮める神事が執り行われてきた。いったいなぜこの山から風が吹くのか?そこには意外なメカニズムが…山麓で農業も営み、強風に悩む元チャットモンチーのドラマーで作家の高橋久美子さんをゲストに、楽しみながら登る。

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愛媛・豊受山(とようけやま)に、吉田類さんと、この山のふもとで暮らす作家・作詞家の高橋久美子さんが登った回です。

春と秋に風速60mもの「やまじ風」と呼ばれる強風が吹く地域で、古来、風は豊受山から吹くとされ、風をおさめる神事が行われてきたそうです。

登っていくと、山頂手前に岩穴があり、この穴からやまじ風が出ていると信じられてきたということです。この風穴で、1300年前の飛鳥時代から続く神事が行われていて、団子を穴に投げ入れるというものでユニークでした。

そして専門家の方が登場して、強風をもたらすメカニズムを解説してくれました。

やまじ風は、四国山地を越えてきた南風が、豊受山を越え、瀬戸内海に吹き下ろし、四国中央市で舞い上がるものだそうです。

メカニズムは、激しく流れ落ちる滝と似た原理で、四国で一番高い山(石鎚山)と2番目に高い山(剣山)の間に低い豊受山があり、豊受山に風が集まって、強風が吹き下ろすということです。

やまじ風は、人々を悩ましますが、恵みももたらすそうです。
風が強く吹くことで、海がかきまぜられてプランクトンが増え、魚が集まってきて大漁になると考えられるそうで、豊受山の名前のとおり、
豊かな恵みをもたらす山でした。
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