嵐が過ぎれば

- 頭の中を駆け巡っていく言葉たち

吹き荒れる風に叩かれて
冷たい雨に殴られて

なぎ倒された樹々に呆然と立ちすくみ

もう
明日など来ないものだと思えても

驚くほどにあっさりと
何事もなく普通に
美しい朝日は昇ってきて

いちいち嵐に心脅かされている私を笑っているようだ

ちぎれた心は温められて
少しずつ傷は癒えて行く

倒れた樹々が残したしこりはきっと
私の糧へとなるのだろう


 
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