つづみぐさ
2021年9月17日 21:50
自分だけ
詩
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嵐が過ぎれば
- 頭の中を駆け巡っていく言葉たち
吹き荒れる風に叩かれて
冷たい雨に殴られて
なぎ倒された樹々に呆然と立ちすくみ
もう
明日など来ないものだと思えても
驚くほどにあっさりと
何事もなく普通に
美しい朝日は昇ってきて
いちいち嵐に心脅かされている私を笑っているようだ
ちぎれた心は温められて
少しずつ傷は癒えて行く
倒れた樹々が残したしこりはきっと
私の糧へとなるのだろう
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